川井: |
最後に、若い方に「こうして生きていくといい」というメッセージがありましたらぜひお願いします。
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天野: |
苦労して会社にコキ使われる必要はないと思うので、やりたくなかったら辞めちゃえばいいと思います(笑)辞めて本当に自分でいい場所に行こうと思ったら、そのままの姿で行ければいいと思うんですけど、努力しないと行けないことってありますよね。そうすると、やりたいことだけやれるようになるために自分で努力できるじゃないですか。そして新しい職場に行けばいいんじゃないかと思います。
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川井: |
そういう状況に自分を追い込む、っていうことですね。
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天野: |
そうですね、「追い込む」でもあるし「追い込まれちゃう」でもあります(笑)自分で追い込もうと思ってもなかなか出来ないでしょう。だから、やりたいことだけやれるように、やりたくないことを続けないために辞めちゃうと。で、辞めると勝手に追い込まれちゃうので、頑張る。頑張って次に行ける、そういう流れでいいんじゃないかと思います。
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川井: |
逆に、技術が好きでやってて、技術を持ってやっていきたいという人に対してはどうですか?
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天野: |
とことん腕を磨いて、どこからでも声がかかるようにしていけば、フリーランスでやっていても多分いくらでも声はかかるんじゃないでしょうか。ただ、そこまで極めるのって凄く大変だと思うんです。100人の中の1人とかにならないと、声かかるところまではいかないと思いますね。
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川井: |
僕はいつも思うんですけど、例えばプロ野球の選手になるよりかは易しいかと思うんですけど、どのぐらいの難易度っていうのがいいんでしょうね。プロ野球はちょっと行き過ぎかなと思ってるんですが。
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天野: |
それの2軍ぐらい(に行く難易度)はあるんじゃないでしょうか。
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川井: |
レギュラーになれずとも、プロになれるぐらいの力はないと・・・っていうことですよね。やっぱり大変ですよね。
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天野: |
大変だと思います。それよりかは、技術プラスアルファの部分で付加価値を高めていったほうがニーズは多いんじゃないかと思います。例えば「技術力もあって営業も出来ます」とか、「技術力もあって提案もできます」とか、色んな組み合わせはあると思うんですけど。
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川井: |
確かにそうですね。
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天野: |
楽な道かと言われればそうじゃないですけどね(笑)
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川井: |
そうですね(笑)なるほど。改めて、大変面白いご経歴をお持ちですね。
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天野: |
色々やってきましたねぇ。随分回り道をしたなっていう感じはあります。
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川井: |
いやいやいや、それが今のお言葉に繋がってるんじゃないかと思いますけれども。迷いが無いって言うんでしょうか。
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天野: |
実際に追い込まれてきたので(笑)勝手に自分で追い込まれる方に行っちゃってますよね。食えなかった時も、バイトとかすることも出来たんですけど、バイトしたら駄目だなと思ったんですよね。バイトを始めると、当然時間が掛かるじゃないですか。その分、自分で使える時間が削られてしまうので、そっち側(本業)で向上していかないし、それなりにバイトで収入があると安心しちゃうので余計どっちつかずのまま行ってしまうんじゃないかと思うんです。何かやってるけど、食えないからバイトしててどっちもうまくいかないよねっていう。そういう感じの人が周りにいたんですね。もちろん、一番の気持ちとして「バイトしたくない」っていうのもあるんですけどね(笑)
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川井: |
嫌いなことはやりたくないということですね(笑)
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天野: |
嫌いなことをやりたくないです(笑)
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川井: |
SOHOのお話は大きなアドバイスですよね。SOHOで苦労して仕事が無くて、ついついアルバイトして失敗したっていう方の話をよく聞きます。
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天野: |
ああ、でもそれはやめた方がいいですね。バイトをしちゃうなら、どこかに就職しちゃう。SOHOでやりたいならバイトはやめて、売ろうとしているものだけで勝負していった方がいいと思います。
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川井: |
就職もつなぎの就職をして短い経歴をいっぱい作ったりしちゃって、そのために見てくれが非常に悪くなっちゃうっていうのもあるんですよね。いざという時「やりたいことと違うこといっぱいやってますよね?」みたいな話になってしまって、企業から見ると「ちょっとこの人は・・・」みたいになってしまうのもマイナスですよね。
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天野: |
私の履歴書なんか見たら誰も雇ってくれないですね(笑)
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川井: |
いえいえ、天野さんのレベルまでいくと別格ですよ(笑)大変面白いお話を色々お聞かせいただきました(笑)本日はどうもありがとうございました。
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天野: |
こちらこそありがとうございました。
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