今をさかのぼること十ウン年前。また私がプログラマになって間もない頃のことで、「はじめて現場でプログラム組むぞー」と、ワクワクしながらも若干の不安を覚えていた…そんな若かりし頃のお話です。
え?いったい私の年齢はいくつなのだ?
はっはっはっ、そんなこまかいことは気にしちゃいかんのココロですよ。
さて、当時の仕事は、とある生命保険会社さんの「保険料資産運用システム」を作るというものでした。
総勢10人程度のプロジェクトで、客先に席を設けての開発作業。今じゃ懐かしい某F社のダム端末とCOBOL言語が開発環境で、はじめてということもあって、目をキラキラと輝かせたりなんかしながら、私はその仕事に没頭していたのです。
ちなみに担当は、ある年次処理を行うモジュールの作成でした。
「年次だから、12月末で処理すりゃいいんだよな」
コーディング作業はスケジュール通り順調に進みました。そうして工程の締めとして、コードレビューを行う日がやってきたのでした。
というわけで「年次処理」なんですけど。