とあるシステム会社さんを顧客として、そこの販売管理システムを手がけることになりました。プロジェクトの規模は10人弱で、期間は約1年。それなりに大きな規模のシステムです。
そのシステムにはですね、契約管理機能というのがありました。
見積書→注文書→注文請書→納品書→検収書→請求書…という、仕事を遂行する上で必要な書類たち。この書類データを管理するとともに、適宜必要な書類を自動生成してくれる…というのがこの機能のミソになります。
ちゃんと仕事が進んだ分の入力をしてくれれば、次に必要となる書類を「はいどうぞ」とはき出してくれるわけですね。
うん、便利便利。便利なんですよこれ。
さて、そんな便利なこの機能には、お客さんからひとつ注文がついていました。それは、「注文請書に関しては印紙を貼るので、それ用のスペースを作っておいて」というもの。言われてみればなるほどという内容です。
そんなわけで、私は特に何の疑問も抱くことなく素直にそのまま実装して、仮納品の日を迎えることになったのでした。
そうそう、昔から不思議だったんですけど、そもそも「印紙」ってなんで必要なんですか?