川井: |
Flashに触れたのはいつくらいですか?
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yossy: |
最初に触れたのは中学1年の秋とかですね。
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川井: |
早いですね(笑)
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yossy: |
確かそうでしたね(笑)
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川井: |
最初の入口はアニメーションの方ですか?
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yossy: |
最初は「ゲームを作ろう」みたいな本を買って見ながらやっていたので、最初からScriptの方もやっていましたね。でも、Flashだったのでアニメの方もちょこちょこやったりはしていました。
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川井: |
当時、Flashは時代的な背景とかはどうだったんですか?
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yossy: |
当時はFlash 5で、結構Flashが流行ってきている時期でした。自分もネットでFlashを使ってるゲームを見て、Flashすごいなと思って始めました。
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川井: |
企業のホームページのTOPがFlashだと検索性が悪いので引っ込めたという時代がありましたがそのくらいですか?
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yossy: |
それはもう少し後じゃないですかね。その頃は個人で作っているものとかが流行っている時期でしたね。
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川井: |
では、結構Flashが一般的に使われ始めた時期なんですね。
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yossy: |
そうですね。盛り上がり始めた時代ですね。その波に乗って僕も成長してきた部分があります。
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川井: |
どんなゲームを作ったんですか?
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yossy: |
最初はくだらないというか、シューティングっぽいのや、テトリスっぽいブロック崩しみたいなものですね。その後はパズルゲームみたいなものを自分で考えて作ったりだとかしました。
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川井: |
作ったゲームというのはどう検証したりどう広めたりとかしていたんですか?
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yossy: |
最初の頃から自分のサイトで公開はしていました。あとは、Flashの投稿サイトがあったんですけど、そこに勢いよく突っ込んでいったりしました(笑)
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川井: |
反響はどのくらいあったんですか?
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yossy: |
反響はそんなに多くはなかったんですが、そこそこ面白かったみたいな感想がありました。
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川井: |
その頃ってまだ中学生ですよね。中学生って進路のことで頭がいっぱいだったり、彼女が欲しいとかだったり、部活を頑張るぞとか思ったりすると思うんですが、Flashで将来どうしようとかそういうのが大きかったんですか?
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yossy: |
特にその時は何も考えてなかったですね。もともと行っていた学校が中高一貫で大学の付属だったので、進路のことはあまり気にしなくていけたんですよ。部活もパソコン系の部活に所属していたので、部活を頑張る=Flash頑張るみたいなところに繋がっていたりしました(笑)
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川井: |
なるほど(笑)
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yossy: |
ほぼパソコンという感じでした。このままいったら人生やばいんじゃないって時も途中ちょっとありましたね(笑)
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川井: |
もう頭も時間もパソコン一色だったんですね。学校でも家でもという感じですね。
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yossy: |
そうですね。ご飯とお風呂以外はパソコンの前にいるみたいな感じでしたね。両親にちょっと心配された時期とかもありましたよ。制限されたりしました。
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川井: |
そんなこんなが「3度の飯より〜」に繋がるんですかね(笑)それはもうずっと変わってないところなんですね。
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yossy: |
基本的にはそうですね(笑)
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川井: |
高校はどうだったんですか?一貫だったんですよね。
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yossy: |
そうですね。そのままスライドという感じでしたね。部活が数理研究同好会というところだったんですけど、中学1、2年は数学のことをやって3年生になるとパソコンも触らせてもらえるようになって、文化祭に向けてパソコンで作品を作るというのがメインの活動だったんです。それで、だいたいの部員はそこに向けてゲームを作って展示していたんです。なので、この頃は文化祭に向けてゲームを作るというのを主軸に活動をしていました。
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川井: |
みんなが出来るように展示していたんですか?
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yossy: |
そうですね。その場にパソコンを置いて展示するという感じでしたね。文化祭なのでその場でフィードバックが得られて、それはそれで面白かったですね。
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川井: |
その頃は中学の時よりレベルアップしていると思うんですが、高校時代に身について変わってきたと思うとこはありますか?
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yossy: |
中学入ってから初めてプログラミングを始めて成長していく中で、いろいろな人もそうだと思うんですが、オブジェクト指向を覚えたりだとか、より設計を意識するようになったりだとか、コードを綺麗に書くというのを意識したりという成長がありましたね。
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川井: |
そうですか。ActionScript以外にもその他の言語も少し勉強されたりとかもしたんですか?
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yossy: |
結構しましたね。
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川井: |
例えば、それはどういったものですか?
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yossy: |
最初、ゲームを作る時にDirectXを触るためにCとかC++とかやっていた時もありましたし、勉強のためにJavaをやっていた時もあれば、Flashをやるとなるとサーバサイドの方もやりたくなる時があってPHPを書いていた時とかもありましたね。
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川井: |
そうですか。そういった勉強はどのようにされていたんですか?
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yossy: |
ほぼ周りに教えてくれる人もいないし、友達も特に詳しい人はいなかったので本かネットかでしたね。
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川井: |
それで覚えられちゃうもんですか?
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yossy: |
なんとか覚えましたね(笑)
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川井: |
(笑)
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yossy: |
今となってはどうやって覚えたのか定かじゃないですけどね。
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川井: |
一通り読めるようになったんですか?書けるようになったんですか?
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yossy: |
僕は結構人のコードを結構読むので読む方が強いかもしれないですね。
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川井: |
じゃ、まず読みこなしてという感じですね。
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yossy: |
そうですね。読みこなしてから自分で書いていくという感じですね。
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川井: |
ActionScript以外にこの言語おもしろいなというのはありますか?
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yossy: |
面白いかどうかはわからないですけど、結構Javaは好きでJavaでコードが書かれてたりすると意気揚々と読んでしまったりします(笑)
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川井: |
そうなんですね。どんなところがJavaのいいところですか?
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yossy: |
オブジェクト指向のお手本なところですかね。あまり、トリッキーな部分がないというところがあって読みやすいってところがありますね。
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川井: |
オブジェクト指向って最初やった時は魅力的だったんですか?
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yossy: |
最初やった時はもう本当に訳わからなくて、classって言われても学校のクラスしかイメージ出来なくて何が何だかって感じでしたね。でも、やっていくうちにだんだんわかってきて、そうなるとやっぱオブジェクト指向なしでは生きていけないみたいになっていきましたね。
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川井: |
なるほど。TISの倉貫さんって方がいるんですけど、C言語とかでやってこられた方なんです。オブジェクト指向に出会って、オブジェクト指向をやっている会社に入ろうと思ったらしいんですよ。当時はTISと2社くらいしかなかったらしいんですけど、それでTISに入ったらしいですよ。そのくらい衝撃を受けたという方も時代的にはいらっしゃるんですよ。たぶん、前の言語との比較もあると思うんですけどね。
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yossy: |
結構、僕の時はオブジェクト指向が当たり前になりつつあったので、無理やり覚えさせられたようなところもありましたね。
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川井: |
なるほど。では、いろんな言語を勉強されたんですね。
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yossy: |
そうですね。普通のFlasherというかActionScriptやっている人に比べたらやっている方ですね。
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川井: |
一般的にはデザイン系なのかなと見えちゃいますよね。プログラミングの知識がないと出来ないというところもあるんですよね。
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yossy: |
そうですね。
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川井: |
では、高校時代は独学でステップアップ用の言語を勉強されたんですね。
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yossy: |
そうですね。ほぼ独学ですね。
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川井: |
それで、ActionScriptの知識も磨かれて文化祭にターゲットを絞ってという青春時代だったんですね。
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yossy: |
そうですね。あと部活の方でIT選手権だとかプログラミング甲子園の大会にちょこちょこ出たりとかはありましたね。なので、そういう勉強をしたりというのもありましたね。
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川井: |
具体的にどういう大会なんですか?
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yossy: |
学生科学賞のソリューション部門に応募して自分で問題設定をしてそれを解決するための策を出すものですとか、IT選手権ですとIT関連の知識を問うようなものです。あと、僕は学生のうちに資格を取っておこうと思って資格を取りにいったりしていましたね。
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川井: |
どんな資格を取りにいかれたんですか?
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yossy: |
初級システムアドミニストレータと基本情報とソフトウェア開発は高校のうちに取りました。
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川井: |
すごいベーシックにいきますね(笑)
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yossy: |
すごいベーシックですね(笑)とりあえず、そこは取っておこうかなと思ったんです。
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川井: |
なんらかの時に役立ちますからね。
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yossy: |
そうですね。将来役に立つかなと思ったんで取ったには取ったんですけど、Flashをやる上ではあまり役には立たないですね(笑)
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川井: |
(笑)
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