伊坂幸太郎著「オーデュボンの祈り」を読みました。
伊坂幸太郎にちょっとはまりつつありまして、デビュー作の「オーデュボンの祈り」をを読んでみました。なにやら、「嘘しか言わない画家」「島の法律として殺人を許された男」「人語を操り未来が見えるカカシ」という妙なものばかり登場しますが、私が着目したのは、やっぱり、伊坂さんは元エンジニアだったというバックボーンです。
主人公の伊藤の職業はエンジニアで、エンジニアの仕事についての話が登場するのは、見れば分かることですが、ストーリー展開がそもそもプログラムと同じなんです。これは伊坂さんの作品すべてに共通するものなのか確かめたいところですね。
この作品で、2000年に新潮ミステリークラブ賞を受賞した伊坂さんは、その後、毎年のように直木賞候補作家となっています。今年こそ受賞しそうな予感もしますね。万城目学さんも目が離せませんが、いい勝負になるかもしれません。
伊坂さん、Webエンジニアの武勇伝に出てくれないかなあ・・・・ |