
秋月高太郎著「ありえない日本語」を古本屋でふっと手にとり買ってしまいました。
ちょっと面白そうなので、買ってみたのですが、期待以上。
言語学者である著者は、学説とまではいかないレベルではありますが、きちんとした事例を調査し、持論を展開します。これが結構、分析的には興味深いのです。
最近の若い人たちがよく口にするけど、年配者には若干、違和感や不快感のある言葉などを解説しています。「ありえない」「うざい」「やばい」「よろしかったでしょうか」「プリチー」など幅広く、若者言葉に言及します。
事例は、漫画やテレビ、ドラマに限らず、実際の会話やネット上の文章までさまざま。これを読めば、あなたも若者の言葉が、いや価値観が分かるでしょう。
筆者は、決して、若者を擁護するわけでも批判するわけでもなく、学者の立場を貫きます。そうしたある意味アカデミックなこだわりが、エッセイを越えた評論的な作品を生み出しているのだと思います。 |