「楽天テクノロジーカンファレンス2007」が品川シーサイドにある楽天タワーで実施されました。
http://www.rakuten.co.jp/event/10th/tech/conference/index.html
このイベント、楽天のページでは、このような趣旨説明がされています。
楽天は自社開発をしていることすら認知が低い、またテクノロジーよりはビジネスのイメージが強いと認識しています。
しかしながら、今後は楽天のテクノロジーであれば大丈夫という安心感や力強さを提供していきたいという想いがあります。
今回、楽天テクノロジーカンファレンス2007では、楽天のテクノロジー現状と今後の展望をご紹介します。
10周年およびオープンオフィスのタイミングにて、楽天のテクノロジーへの取り組みを皆さまに知っていただくことをメインとしながら、楽天のサービスを題材に、ご参加いただくエンジニアの皆さまとテクノロジーの展望を語る意見交換の場をご提供したいと考えています。
当日は皆さまと楽しい時を過ごせたら幸いです。
プログラムを1日中聞いていましたが、まさに技術志向の会社と認めざるを得ない内容でしたし、集まっているエンジニアの方々も、相当なレベルだったと思います。最後のプログラムのパネルディスカッションは、三木谷浩史社長、フェローのまつもとゆきひろさん、Adobe Systemのギャレット・イルグ社長という面子に、モデレータが楽天研究所の森正弥代表とあまりに豪華な顔ぶれと雰囲気にまるでテレビの討論番組を見ている気分になりました。
朝、会場直後になだれ込み、前から2番目の特等席をゲットしたのがとてもよかったですね。(写真は禁止だったのが残念でなりませんが・・・)
講演は、楽天のサービスやテクノロジーを中心に、展開されていましたが、本当に10年でここまでになるっていうのはすごいものがあります。
三木谷さんをはじめ、楽天の技術系の役員の杉原章郎さん、安武弘晃さん、和田圭さんにごあいさつできたほか、サン・マイクロシステムズの末次朝彦社長にもお目にかかれ、社員との懇親ゴルフを蹴って出席した甲斐もありました。
最後のパネルディスカッションでお三方が言っていた、「これからの10年、エンジニアに必要なこと」は下記の通りでした。
<三木谷浩史社長>
→リクエストに応えるだけでなく、自発的に付加価値のあるアイデアを出しながら開発していくこと。顧客との直接の接点を増やし、感謝されることをやりがいに。
<まつもとゆきひろさん>
→量が変化し、生産性があがることで、コスト面でできなかったことが可能になってくるので、エンジニアとしての基礎体力をつけると同時に想像力をつけることが必要。心理的壁を乗り越えて、積極的にアウトプットすることで技術を磨いてほしい
<ギャレット・イルグ社長>
今後はますます開発とデザインの環境が統合され、多くの人が開発の世界に入ってくるので、クリエイティビティを発揮してほしい。何かに負けないようにというレベルではなくて、どこまでいけるかという風に考えてストレッチすることが必要。
それにしてもいろんな方と会いました。特にWebエンジニアの武勇伝でインタビューさせていただいていたスーパーハッカーの方々が何人もいましたね。びっくりでした。
第 2回掲載 歌代和正さん(IIJ) http://www.web-career.com/suc2.html
第 7回掲載 藤本真樹さん(GREE) http://www.web-career.com/suc27.html
第 9回予定 跡部信行さん(楽天) 近日公開予定
第10回予定 小山哲志さん(ビート・クラフト) 近日公開予定 |