パコ・ムーロの新刊「なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?」が出ました。
前作の「なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?」が大ヒットしましたが、今度は赤い表紙で攻めてきました。見方によってはクリスマスカラー。
そして表題と同じタイトルの最終章、「なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?」では、クリスマスカードが出てきたりとかなりプロモーションは手がこんでいますが、中身もそれなりに充実しておりました。
経営者にも若い人にも楽しく読める1冊ではないでしょうか。
いつものことですが、また気にいった一節をいくつか。
■人の考えの誤りや欠点を見つけるのは簡単だ。批判するときは適切な解決案を示して、もとの案をよりよくしなければ意味がない。
■最高の勇気は、万事うまくいっているときに変化を起こす勇気だ。
■効率のよい働き方を知らないばかりに人生を楽しめないのは、人生がいかに短いかを考えれば、あまりに愚かなことである。
この本には、こういう基本的なことを理解するための寓話がいっぱい詰まっています。
最後の話の「なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?」は著者が娘さんから「ペン」について話を聞きたいとねだられて作ったお話だったのですが、話していくうちにビジネスに結びついたということでした。帯のコメントでワタミの渡邉美樹CEOが下記のようにコメントしています。
上司に恵まれていない、
実は有能な「変わり者」のあなたに
勇気を与える一冊です。
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