2008年5月13日
「大学への数学」の生みの親が死去

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東京出版の「大学への数学」の生みの親である黒木正憲氏が4日に86歳で死去していたという話を今日、聞き、ショックを受けました。

http://www.tokyo-s.jp/index.shtml

私は、中学から高校時代、数学者になりたいと本気で思っていて、日々数学の難問と闘っていました。その中心の1つが「大学への数学」でした。中学3年の頃から「大学への数学」を定期購読し始め、巻末の「学コン」にもしばしば応募していました。何せ、中学3年生が途中をすっとばして、微分・積分とかやっているので、全部分かっているはずもないのですが、とても楽しくて毎日、問題を解いていたのを覚えています。

高校に入ると、「大学への数学」に加えて、科学新興社の「モノグラフ」シリーズ30巻を徐々に買いそろえました。このシリーズは未だに持っていて仕事でも使ったりもしています。

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その延長には、増進会(Z会)だったり、代々木ゼミナールの田島稔先生のハイクラスゼミだったりというものもありますが、原点は「大学への数学」だった気がします。

日本橋の貸しオフィスで机が2つの状態からスタートしたこの「大学への数学」本当に多くの数学ファンに届け続けて、昨年で50周年。それを見終えてほっとしたのでしょうか。黒木正憲氏は息をひきとりました。氏の功績を称え、ご冥福を心よりお祈りしたいと思います。

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2008年5月 9日
小飼弾さんの本

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現在、ウェブキャリアのHPで連載していただいている「きたみりゅうじ」さんのブログでこの本を発見し、早速購入し読破しました。

内容的には、小飼弾が世界のハッカーや企業家のようなアルファギークにインタビューを行った対談形式のWeb上で公開されたコンテンツをそのまま本にしたものです。

Ruby on RailsのDavid Heinemeier Hansson、はてなの伊藤直也さん、Larry Wall、livedoorの池邉智洋さん、谷口公一さん、ma.laさん、Dave Thomas、高林哲さん、サイボウズラボの奥一穂さんなどなど豪華な顔ぶれ。それぞれにそれぞれの哲学があって、技術うんぬんを超えたものを感じました。

最近、トップクラスのハッカーに毎週のようにインタビューで接していて、思ったことが1つ。技術を学んで鍛錬しただけではトップクラスのレベルにはなれず、人格的にも優れていて、考え方もしっかりしていて初めて技術が磨かれるのだと。

蛇足ですが、この本で、小飼弾さんは、かなり頻繁にRuby on Railsのことを聞いていました。ちょっと違和感があるほどこだわっていましたね~

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2008年5月 6日
朝倉千恵子さんの本を久々に買ってみました

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久しぶりに朝倉千恵子さんの本、「まず、手をあげなさい」を買ってみました。最近、お会いしてもおらず、本でしか見ないのも寂しい限りですが、売れっ子なので致し方ないといったところでしょうか。

いくつか素敵な言葉を。

・「夢」に期日を書き入れると「目標」に変わる

・夢は10回、口に出すと「叶う」

流石に前向きさの塊である朝倉さんの本ですね。

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2008年5月 4日
「Ruby on RailsによるWebアプリケーションスーパーサンプル」

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以前、ウェブキャリアの「Ruby on Rails」セミナーにお越しいただいたきっかけで、おついあいいただいている久保秋真さんと元同僚である後藤修一さん、中村真一郎さんの共著である「Ruby on RailsによるWebアプリケーションスーパーサンプル」(ソフトバンククリエイティブ社刊)を購入し、先日、中央区にある株式会社アフレルのオフィスにお邪魔し、久保秋さんにサインをいただいてきました。

株式会社アフレル http://www.afrel.co.jp/

サポートサイト http://rails.vacco.net/

久保秋さんとは、夏にセミナーでのコラボレーションが実現しそうです。アフレル社は永和システムマネジメントから分離独立しているんだそうです。角谷さんとのセミナーコラボレーション企画もあり、この夏は永和さんとのイベントマンスになりそうです。

角谷さんのブログでもこの本が紹介されています。

http://kakutani.com/20080327.html

永和システムマネジメント http://www.esm.co.jp/

 

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2008年4月23日
カイ・シデンって人気あるんですかね?

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「機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより」です。

本当にガンダム人気は根強くて、いろんな外伝が出ています。この本はZの時期なので、1年戦争の英雄たちが次から次へ登場し、なんとも懐かしい気分にさせられますね。

ところで、カイ・シデンって人気あるんですかね?

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2008年4月13日
叱るが9で褒めるが1じゃあ、駄目ですかね・・・

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石塚真一さんの「岳」が2008年の漫画大賞を受賞したとのことだったので、読んでみましたが、個人的にはどうもしっくりきませんでしたね。

帯にもあったとおり、山岳救助隊である主人公が、遭難していた人を助ける瞬間に「よく、頑張ったな」って声をかけるシーンが共感を呼んでいるようなのですが、みんな、そんなに「頑張ったな」って言われたいのかしらんと、少々疑問になりました。

確かに職場でも上司に褒められたいって人はいますが・・・。だとしたらもっと褒めないといけなんでしょうね。自分の場合は、叱るが9で褒めるが1という感じです。

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2008年4月10日
佐々木俊尚さんの「起業家2.0」

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今日、エニグモさんのところにお邪魔する途中の渋谷の交差点ところの本屋で、発掘して購入しました。エニグモさんのコーナーもあって、お邪魔する前に読んで行こうと思ったのもありますが、他にも興味深いベンチャーが載っていたのにもひかれました。

佐々木俊尚さんは、毎日新聞からアスキーを経てフリーになったライターさんで、IT系のライターとしては注目をされているだけあって、よくまとまっています。エニグモさんの章についても昨日紹介した「エニグモの挑戦」に描かれているものを濃縮してコンパクトに20Pくらいに仕上げてあり感心しました。

他には、mixi、アブラハム・グループ・ホールディングス、チームラボ、ルーク19、ゼロスタートコミュニケーションズ、はてな、フォートラベル、paperboy&coなど脚光を浴びているベンチャーの物語がぎっしりです。

是非、ご覧ください。

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2008年4月 9日
「エニグモの挑戦」

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「エニグモの挑戦」という本を偶然に見つけ、ちょうど、今週、エニグモさんにお邪魔するということもあって、読んでみました。

http://www.enigmo.co.jp/

これがなかなか面白い。数人の創業メンバーが独白形式で立上からの様子を語ります。紆余曲折があったことはベンチャーとしては当然なのですが、まさにアイデアを形にそしてお金にしたのだなという感じですね。これが本当のベンチャーなのかもしれません。

アイデアを売り込んでスポンサーから出資を募って事業を拡大していく。これが根本だなあと改めて気づかされました。本来、資本と経営は切り離されてこそ、健全な経営ができるはずで、資本を持った人が経営をするとどうしてもオーナー企業のいわゆる悪しきところが出てしまうのは否めません。特に経営者が若いといろいろありがちです。

経堂経営者の須田さん、田中さんを始め、登場する方々皆さん魅力的です。とても興味深い企業ですね。もっと知りたいと思いました。

本の中で気にいったフレーズをいくつか(こういう書き方は久しぶりかも)

 

あの時期は、世の中の経営者を尊敬した。どんなに小さな会社でも、社員を食わせていけるってすごいな、と思った。本当にリスペクトした。

 

まさにその通りだと思っています。大きな会社はもっとすごいなって感心していますからね~

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2008年4月 2日
入社式とフィッシュストーリー

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今日、4月1日は入社式。各地でリクルートスーツに身を包んだ集団を目撃しました。しかしなんでみんな今後着もしないスーツを買うんざんしょ。

恒例の親会社の入社式に参加し、歓迎の言葉などを話したりもするわけですが、なかなか上手くいかないものです。やはりスピーチの上手さとか話の奥深さなんかは経験だけでなく、その人の人格からにじみ出るものに支配されているんだろうなと反省しきりです。

毎年、いつか、自分の会社の新卒入社式もできるといいなあと思うの日であります。

入社式の前の朝食の時間に、久しぶりに伊坂幸太郎さんの本を完読。今回はまだ文庫になっていない「フィッシュストーリー」です。この表題作の出来は本当に素晴らしいですね。時間をさかのぼる伊坂さん得意の構成や結果、ちりばめられる伏線にうっとりしながら、おおきなテーマが最後の最後でぐさっとくる、なんともいえないストーリーに仕上がっています。短編でこれだけのことが書ける作家っているのですね。

反省と感動。そんな1日でございました。

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2008年3月29日
怪しいスーツのおっさんに・・・

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新宿の紀伊国屋書店で、ファーストガンダムの秘話みたいな設定の「MS IGLOO 603」というジオン公国軍試作兵器実験部隊の話が出ているコミックを買いました。なんか、ザクⅠとポジションの争ったモビルスーツの話とか試作水中ビーム砲の話とかマニアックな話の満載でした。

これだけならまだしも、「バージンハウス」というコミックも買ってしまいまして・・・最近、事情があっていろいろコミックを読み漁っているのもあるんですが、ガンダムとバージンハウスを一緒に買うスーツのおじさんってなんか怪しい感じですよね・・・

うーん・・・

バージンハウス.jpg

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