中学生時代から15年ほどお世話になっていた恩師と音信不通になって何年が経ったのだろうか。その恩師とは、神奈川県の湘南ゼミナールという塾で出会った。湘南ゼミナールと言えば、今や神奈川県NO2の塾で、全国の教育産業を目指す新卒学生からも注目されるような企業となっているが、当時は、まだ町の補習塾みたいなものでした。
中学校時代は劣等生で、担任からも進学できる高校がないと言われたほどの私を救って、人並の受験ができるまでにしていただき、大学に進んでからは、かねての夢であった講師として、共に仕事をさせていただいた。
そして・・・誰もが、そのまま塾に就職するのだろうと疑わなかった私が、あっけなくリクルートに就職してからも本当に温かく見守っていただいた。1999年から2000年にかけて仕事をほとんどせずに書き続けた「小説 湘南ゼミナール」を一番愛読いただいたのも彼だ。
その恩師と事情があって、音信不通になってから、かれこれ6、7年になる。そして今日、突然のメール。実にユニークで繊細、なおかつ知的で変態的な彼のメールにはなんと自作の小説が添付されていた。笑った。。。というか実は声も出なかった。
連絡があったというあまりにも大きな感動的衝撃と、そこに小説が添付されているというあまりにも計り知れない非常識さがあいまって、本当に懐かしい感覚に駆られた。でも、久しぶりに涙が出そうになったのも事実だ。
彼は、メールの冒頭で「ホームページいつも拝見しております。川井君の活躍は私にとって大きな喜びです。川井くんなら絶対社会に貢献できる立派な会社を作れると信じています」と書いてくれた。中学生の頃からを知っている彼からこんな言葉をもらえたことで本当に勇気が10倍になる思いだ。
今期は、第2の拡大期で、新体制の構築を図っていたが、上手くいかないことが多く、とにかくもがいている。ここ最近は、思いもしなかったトラブルも多く、社内の雰囲気も正直あまりよくないところもある。これまで出会ってきた「人」と異なる「人」と接しているのではと思わされる出会いも多々あり、自分の力のなさを実感するシーンも多い。
そんなところに、恩師からのメッセージ。このタイミングで、それも今日だなんて。。。
今日は、忙しすぎたのもあり、言葉にならないのもあり、返事ができなかった。本音をいうとすぐに返事をしたいのだが、本当に熟考したメールを返したい。
これは、何のお告げか。まさに運命か。力が湧き、勝利の予感。現状打破だ。
とにかく私は本当に人との出会いに恵まれてきた。これには本当に感謝している。そして、ポイントとなるところで、そうした出会いの中でつながった人と再会することが多いのだ。今回もそういう運命だったのだと思う。
湧き出た力を、会社を守り、社員とともに成長していくために使いたい。もう少し大きな存在になるために。もう少し社員に還元できる会社になるために。もう少し社会貢献できる会社になるために。
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