日本橋の老舗、こんどう軒に再度チャレンジしてきました。
今回は10年前によく食べていた中華丼。透明色のあんかけなのですが、塩ベースでコクと旨みがあるのが特徴ですね。
夜、遅めに行ったので、すいておりお母さんと歓談してきました。どうもこの店、創業95周年で現在、3代目とか。それで4代目はというとIT産業に行ってしまっているとかで家督の危機なのだそうです。たとえ、4代目が戻ってきたとしても伝統の職人技をすぐに教えるはずもなく、皿洗いからということになるというのを考えると、継ぐというのは現実的でないようす。老舗の職人気質な文化についていろいろお聞きしてきました。しかし味は衰えないですね。
昼にインタビューをさせていただいていた方がこんなことを言っていたのを思い出しました。
「100年間、残るものを創りたいんです。100年というと自分の寿命を越えているわけで、自分以外の人から愛されるものでないと生き残らない。なのでそういうものを創りたいんです」
本当にいい話だと思いました。私はそういうものを創っているのか? 自問自答してみたくなります。
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