このところ、新卒の採用面談真っ盛りです。
その面談風景の中で気がついたことが数点。まずは服装。これって変わらないものなんでしょうかね。相変わらずリクルートスーツは紺ばかり。個性がないというかなんというか、我々の頃と変わらないんですね。私は変わり者なので、茶とかワインレッドとか着てましたが・・・・
加えて、ベンチャー企業の台頭が久しい中、どうも学生のベンチャーへの認識が薄い気がします。ベンチャー=裁量が大きく、若いうちに仕事を任せてもらえるという構図しか頭になくて、即戦力として稼ぐ気持ちがないといけないことがぽかっと抜けている感じがします。ベンチャー志望なのに、会社で技術を学ぶとか教えてもらう的な発想なんですね。
よく「ベンチャーに就職した10年後のあなたは何をしていますか?」と聞きますが、「リーダーになっていたい」とか「面白いサービスを企画したい」とか、どうも大手企業に入る気満々の回答ばかり・・・。それってベンチャーなら2、3年でクリアして欲しいところなんですけどね。
もっとベンチャーの本質を学んでこないと、入って痛い目に遭うんですけどね。。。就活とは、自分の将来を真剣に考えてたな卸しをし、将来に向けてどういう企業に入るといいのか考えるものじゃないのかな。。。どうも昔も今もですが、当世のよさげな会社にこびへつらう感じがしてなりませんね。それを放置して厳しい言葉を突きつけない企業にも大きな問題もありますが、20歳にもなって、将来のビジョンを持てないことに疑問すら感じない世代はもっと罪だと思います。
大手志向が悪いわけではなく、大手に行けばいいのです。大手志向のまま、腹のくくりもせずにベンチャーに幻想を見てきちゃうのが不幸の始まりです。これは個人や企業のみの問題じゃなくて、そういう採用ミスで勢いを失ったベンチャーが日本経済に及ぼす悪影響ははかり知れません。双方が大きな問題と認識していただけることを祈るばかりです。
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