伊坂さんの本ばかり読んでいたので、少々休憩して違う作家を読んでみました。表題の「空中ブランコ」は、過去の直木賞受賞作です。この本は、最近、文庫化され、現在、多くの書店の文庫ランキング上位を快調に維持しています。テーマは、鬱とまでいきませんが、メンタル系です。ちょっとした対人関係などのプレッシャーにより、メンタル的な以上により、通常の状態で仕事ができない人々を、精神科の変人医師、伊良部が独特の切り口で治療していくさまが描かれています。
派手さはなく、ちょっとギャグ的な部分もあるこの作品。何やら読んでいくうちに肩の力が抜けていく感じがしますね。
最近の世情にあった作品でした。
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