リクルートの社内報「かもめ」をつくりあげた福西七重さんの本が出ました。
リクルートの社内報「かもめ」といえば、PR研究会主催の全国社内報コンクールで24年連続入賞。うち10年は総合優勝しているまさに日本一の社内報です。その基礎を作った方ですから、こりゃあすごいです。現在は、社内コミュニケーションに特化した、株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーションを経営されています。
いつものことですが、気になったところえを披露します。まずは裏表紙にも転記されているこの一言。
「愛することは知ることから始まる」
福西さんは、社員との原稿のやりとりなどが円滑にいくように社員の顔を名前をすべて覚え、趣味や出身地まで暗記していたといいます。まさに知ることから始めた方です。
そしてもう一つ。
「ギブギブギブあんどテイク」
この章のまとめで、福西さんはこんなことを書いています。
●「ありがとう」と言われなくてもいい
●こちらがあげた情報や労力に関して、本人から報告がなくても気にしない
●その時々に誠実であれば、自分で自己満足してしまおう。見返りや感謝を求めない
なかなかできないんですよね、これが。相手を知り、愛して、尽くす。そういう福西さんの姿勢があったからこそ、こういう金字塔が打ち立てられたのです。こういう話を聴くと、周囲の人のせいとか環境のせいにしている人がいかに愚かかわかるのではないでしょうか。
心しておきたいものです。 |