きたみりゅうじ著「SEの生態」を読んでみました。
少し前に紹介した「SEの素敵な職場」との姉妹本です。
こちらは、要件定義~設計~製造~試験~納品~プロジェクト管理までウォーターフォール型といわれるシステム開発工程順に従って、エピソードや間抜けな話、発生した深刻な事件などをイラストを交えて面白おかしく描いた本です。
営業とSEとの葛藤やら、クライアントとSEのすったもんだやらかなりリアルなお話に笑ってしまいました。
印象的だったのは、本編といういよりも付属でついていた「実用的・・・・かもしれない仕事術」というところにあった「プログラミングスキルなんてどーだっていいノダ!」という章。ちょっとショッキングな話ですが、私の信条ともかぶるのであえて、掲載します。
イラスト部分を会話だけにして記載すると下記のような話でした。
プログラミングしかできない人ってのは・・・・
仕事のお膳立てができません。
ですからそのうち、年令給がその人の稼ぎを追い越して・・・
いつの間にやら気がつけば、会社のお荷物になってしまうのです。
・・・・・・合掌・・・
私は常々言っておりますが、プログラミングだけで会社にいつまでも貢献できるほどのスーパーエンジニアとしての素養があるか否かを20代のうちに自分自身で見極める必要があると思います。もしそれがないのならば、早くマネジメント能力を身に付けるか独立事業主になるための準備をすべきです。これはなかなか本人は認めたくない話でもあるので、結局のところ周りがきちんち見極めてあげる必要があります。
これはIT系の経営者およびマネージャーの義務であって、決してこの事実を隠して、エンジニアを会社のいいように使ってはいけないと思っています。
これは本当に本人を不幸してしまうんです! |