八重洲ブックセンターの立ち寄ったところ、ランキングインしていたので思わず買ってしまいました。
まあ、どれも読んだことのある話ばかりですが、いつ読んでも新鮮ですね。時期が時期だけに売れたのでしょうか。とにかく私の実家には手塚治虫の本がほとんどそろっておりまして、関連本も相当なものがあると思います。そんな私から見ても魅力的なお話ばかりでした。
収録された作品は、下記の7編です。
「紙の砦」 (「週刊少年キング」 1974年9月30日号初出)
「新:聊斎志異 女郎蜘蛛」 (「週刊少年キング」 1971年1月17日号初出)
「処刑は3時に終わった」 (「プレイコミック」 1968年6月創刊号初出)
「大将軍 森へ行く」 (「月刊少年マガジン」 1976年8月号初出)
「モンモン山が泣いているよ」 (「月刊少年ジャンプ」 1979年1月号初出)
「ZEPHYRUS(ゼフィルス)」 (「週刊少年サンデー」 1971年5月23日号初出)
「すきっ腹のブルース」 (「週刊少年キング」 1975年1月1日号初出)
「紙の砦」は手塚治虫の戦争漫画の代表作といわれていますが、実の体験を通じたフィクションのようです。漫画好きな少年の話はほとんどが自分自身の体験から書かれたものだと思います。
それにしても手塚治虫は本当に素晴らしい漫画家でした。戦争を伝えるというのも彼のその偉業の一つ。私が思うに、彼の素晴らしいところは現在の環境問題などを言い当てていること。着眼点が地球規模だったんだと思います。
それに彼の作品に本当に勇気づけられました。一見、単なるヒーロー漫画に見えるかもしれません。しかしその奥には、愛や勇気や友情など人間には欠かせないものが隠されている。そう思えるようになったのは大人になってからなのですが、本当に感動しました。
1冊、読むと他の本もつい読みたくなってしまいますね。実家に戻って何冊かもってくるかな~
ちなみにすでに相当書き込んでいるブログを発見。上位にも出てくる只者ではないですな。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-421.html
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