西澤壮二朗著「ブルーパッション」を読んでみました。久しぶりの小説です。
MRK会(元リクルート経営者会議)でご一緒しているイノベーション社の富田直人社長のブログを拝見していて発見したこの小説を読んでみました。西澤さんはイノベーション社の社員だそうです。このような社員がいて羨ましい限りです。
http://dblog.dreamgate.gr.jp/user/e037/e037/39150.html#more
主人公がエンジニアというところを見て、興味を持ったのが一番大きいのですが、読んでいくうちに深い世界に惹き込まれていきました。最近の感性の音楽が登場したり、軽くポップなのりの部分も多々あるのですが、背後の世界が果てしなく重たい。そんなアンバランスさがこの小説の面白さかもしれません。
ですから、ある意味、村上春樹を読んでいる気になったり、それでいてある意味、夏目漱石の「こころ」をい読んでいる気になったりと印象に残る作品だと思います。
1点、今となってはどうでもいいことなのですが、エンジニアが奮闘する職業ものじゃなかったので少し残念ではあります。エンジニアドラマの原作にでもなりそうな1冊を発見したら是非、お知らせください。 |