私のバイブルの1冊です。
東急エージェンシー発刊の「売れるもマーケ、当たるもマーケ マーケティング22の法則」が私の経営のバイブルの1冊です。この本との出合いは、前職の事業企画時代。「MBAの選んだ100冊」という本があって、全部買い揃えた中の1冊がこの本でした。
表紙やタイトルは軽いものの、内容は充実。豊富な実例を使ってのマーケティングの教科書です。一番の信条にしているのは「1番手の法則」と「カテゴリーの法則」です。説明するより引用した方が早いので書きにポイントを引用します。
マーケティングの基本的な課題はあなたの商品やサービスが他に優っていることを顧客に納得させることだ、と信じている人が多い。その考えは間違っている。・・・・・・・マーケティングの基本的課題は、あなたが先頭を切れる分野を創造することである。・・・・・・・どんなカテゴリーであれ、市場をリードするブランドはほとんどといっていいくらい、顧客の心に最初に入り込んだブランドである。レンタカーのハーツ、コンピュータのIBM、コーラのコカコーラなどがそうだ。(「1番手の法則」)
あるカテゴリーで1番手になれないときは、1番手になれるカテゴリーをこしらえよ、という原則である。あなたが、新商品を開発するとき、真っ先に問題にすべきことは「この商品は競合商品よりどこがすぐれているか」ではなくて、「どこが新しいか」ということである。言い替えれば、この新商品はどのカテゴリーで1番手かということである。(「カテゴリーの法則」)
ウェブキャリアはこの法則を守って、「インターネットの世界で働く人々」にフォーカスした人材事業を提供しようとしています。最近は少し職種はひろげたものの最初はウェブエンジニア限定でした。「ウェブの人材ならウェブキャリア」というフレーズを定着させたいのです。幸いにウェブに特化している人材エージェントはほとんど見当たりませんし、顧客に聞いても思いつかないそうです。この領域で一番の地位を早く固めていきたいと思っています。
姉妹本に「ブランディング22の法則もあります。やや内容はかぶりますが、こちらも名著です。
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